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A子さん 30代 子供3人 下の子(小4)の相談

2019/09/06
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A子さんが仕事から帰るといつもお友達と遊びに行っているはずの下の子C子ちゃん(4年生)が家にいて元気がない様子でした。A子さんは、テレビを見ていた娘に「学校どうだった?」とさりげなく聞くが、「別に、楽しかったよ。」との返答があり、「今日はお友達と遊びに行かなかったの?」と聞くと、「うん。」とそっけない返事が返ってきました。また後で話をしてみようと考え、家事を始め夕方の5時を過ぎた頃、学校から着信がありました。下の子の担任でした。やっぱり何かあったようです。

話を聞くと、「お母さんの方で何かC子さんから聞いていますか?」

「いえ、元気がない様子だったので、何かあったのかとは尋ねてみたのですが、本人からは何も聞いていません。

「そうですか。実は給食のときの出来事なのですが、お子さんが給食を残したので叱りました。残した理由を聞くと、“体調が悪かった”と答えたのですが、給食を食べている時はとても元気にしていたんですよ。なので、本当に体調が悪いのかな、本当は時間が足りなかっただけなのでは、という疑問があったので、給食を一緒に食べていたグループの女の子達に本当に彼女が体調を悪そうにしていたのか聞きました。女の子たちは、彼女は元気に給食中も話をしていたと言っていました。嘘は良くないし、本人を再度呼んで本当に体調は悪かったのか、嘘はついていないのかと尋ねました。でも、彼女は“嘘をついていない、本当に気分が悪かった“の一点張りでした。なので、給食を残すことも良くない事ですし、食べられなかった理由を嘘をつくのも良くない事なので、少し叱りました。その事実をお母様にお伝えをしておこうと思いましてご連絡を致しました。」と担任の先生からの話でした。

A子さんは先生の話を聞いて、とても腹が立ちました。

「先生、なぜ娘を信じてあげられなかったのでしょうか。嘘をついていると言うのはあくまでも先生の考えで、本人は体調が悪いと言っているのに、なぜ本当は時間が足りなかったのだろうと娘を責めたのですか。それに、お友達にまで嘘をついているのかどうか確かめるようなことをして。厳しい事は良い事だとは思います、給食を残すことも良い事ではないと思います。ですが、少しご飯を残したことで、そこまで叱ることでしょうか。厳しく叱るにはとても小さい事に私は思います。いずれにしても、まだ本人と話をしていないので分からない事もありますので、これから本人と話をして状況を確認したいと思います。」

そういって、先生との会話は終わりました。

A子さんは、C子ちゃんを呼んで、先ずは先生から話があった事を伝えました。

「今ね、先生から聞いたんだけど、給食中体調が悪くなって給食を最後まで食べられなかったの?」

「うん。」

「急に気分が悪くなったの?」と聞いたところでC子ちゃんはワッと泣き始めました。本当に気分が悪くなったのに、先生は嘘をついていると言って信じてくれなかった。給食が終わってから5時間目の体育が始まるまで怒られた。廊下の壁をドンと叩いて、本当のことを言いなさいと怒られた。と訴えました。AこさんはC子ちゃんをなだめ、

「そっかそっか、それは辛かったね。先生にも信じてもらいたかったよね。大丈夫。もう一度先生と話してみるからね。心配しなくて大丈夫だからね。」と言って、夕飯の時間にしました。C子ちゃんは泣きすぎた事もあり、その日の夕食をほとんど残しました。

次の日の朝もC子ちゃんは元気が無く、朝食にお味噌汁をちょこっと食べただけで学校へ向かいました。夕方、仕事から戻ったAこさんは、C子ちゃんに給食は食べられた?と聞くと、気分が悪くなって保健室で食べたと聞きました。その後、担任の先生から連絡があり、給食を保健室で食べたとの報告を受けました。先生には少し様子をみると伝え、C子ちゃんと話をすることにしました。

「どのように気分が悪いの?」「気分が悪くなるのは給食の時だけ?」「保健の先生は何か言ってた?」と聞くと、「よく分からないけど、給食の時間になると気分が悪くなってしまう。そして給食を残してしまう。保健の先生からは、朝食をしっかり食べるよう言われた。」と話しました。

「今日給食を残したことは先生に怒られなかった?」と聞くと、「うん、大丈夫だった。でもね、また怒られるんじゃないかと思うと怖いんだ・・・・」とC子ちゃんが言いました。

「そっか、それは辛いね。ママに何かできることはあるかな。もし、また体調が悪くなってしまうようだったら保健室で食べるのはどお?保健の先生と担任の先生にはママから連絡しておくからね。体調が悪くなったらすぐに保健室に行くようにしてみようか。どお?」

「うん、それでいいよ。」とC子ちゃんは答え、保健の先生には状況を説明し、快く承諾してくれました。担任の先生には連絡帳で状況を伝え、気分が悪くなってしまうようであれば保健室での食事をお願いしました。また、残してしまう事をとても不安がっていることも伝え、食べ始める前に減らさせてもらう事もお願いしました。

 しかしその日以来、給食を食べられないだけではなく、家での食事を拒否する事も多くなりました。朝ご飯は、スープをほんの少し、給食も減らし、夕食も少しのみで、普段からご飯を良く食べるC子ちゃんの様子に、A子さんはとても心配になりました。そして、担任の先生もいつもより元気のないC子ちゃんの様子をみて、毎日のようにA子さんに電話で学校でのC子ちゃんの様子を電話で伝えてくるようになりました。A子さんは毎朝学校まで送ることにしました。そのうち安心したのかC子ちゃんから「もう大丈夫だから学校まで送らなくていいよ。」と言われました。

 その後、C子ちゃんは元気に学校には通っており先生ともが、今でも不安な事があるとご飯を食べられなくなってしまう事もあるそうです。