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今どき女子の結婚願望

2015/08/01
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みらい総合心理研究所 所長 岸井 たみえ

 

先日テレビで今どき女子が男性に望む結婚は、「4T時代」であるという情報がありました。

1、低リスク

2、低姿勢

3、低依存

4、低燃費

この4つの条件の共通しているのは、女子に与えるコストパフォーマンスの観点で男性を選択しているのです。3Kと言われていた時期は、女性より高学歴、高収入、高身長でした。しかし、現在は女性に対して①干渉しない②頼らない③自分の事は自分でする④偉そうにしない⑤家事、育児は平等に⑥秘密を持たない男性を求めています。

最近5~6人の女子会に場違いな男子がいて、嬉しそうに女子の話を聞いているグループをよく見かけます。女子会なのに何故男性を呼ぶのか聞いてみると、邪魔にならないし、話を聞いてくれるから参考になる。でも特に男性としては意識していないというコメントでした。

 

結婚に至るまでの経験

女性は結婚を意識するような年齢になると好みの相手の条件をより具体的に考え、出会いの場を求めますが、時代の変化で結婚の条件にも大きな影響を与えています。

時代は移ろい、価値観も変わってしまいましたが、夫婦としての長い時間をすごし、お互いが生きて行ける相手と巡り合うためには、人間関係を保つために耐えた経験、信頼した経験が必要です。結婚したいと思った時が適齢期とよく言われていますが、好きと言う感情を誰しもいだきますが、イコール結婚には結びつかない不条理さを若い頃、体験してきます。しかし、辛く、苦しい失恋体験をした人と、辛い失恋体験のない人の場合とでは結婚の形態がまるで違います。辛い失恋は、結婚相手を吟味しすぎ、そうでない人は現実的な条件だけで選ぶ傾向があります。

 

事例 ― 結婚に自信を持てないB子さん 28歳

B子さんは大学時代サークルの先輩のA男さんにレポート、試験、卒論のサポートに時間を惜しまず手伝ってもらいました。当然二人だけで過ごす時間も多くなり、B子さんはA男さんに好意を持ちました。初恋で、常にA男さんの事を想い空想、妄想までしてしまいます。幸せな時間でした、

恋におちたB子さんは、バレンタイン、誕生日、クリスマス、夏休暇の行事に思いを寄せ、毎日電話をし、彼の声を聞くだけで安心するのです。まるで婚約者のような気分でした。

A男さんの就職が決まり、社会人として忙しく働いていたため、あまり会える時間もありません。この夏は旅行に行きたいとB子さんはA男さんに度々言っていました。

信頼していたB子さん

ある日、A男さんから旅行に行こうと誘われました。二人だけの旅行ですから、親に対して後ろめたさもありましたが、女の友人と2泊してくるとだけ告げ、出発しました。

B子さんにとって二人は結婚を前提にしているからこその旅行でした。

宿帳に彼の名字自分の名前を書いた時は結婚を確信しました。その後、就職活動も本格的になり、会社面接が終わり、帰宅途中の電車の中で急に気分が悪くなりました。帰宅後、疲れのためだと思い休んでいましたが、ふと「妊娠かも…」と不安になりました。翌日、検査薬で妊娠が判明し、病院でも先生から妊娠を告げられました。

 

辛い決断

早速A男さんに連絡を取りましたが、A男さんの反応は冷静で、B子さんの期待とは相反していました。

二人で話し合いましたが、A男さんは「まだ若い二人にとって子供は早いのではないか。育てる自信がない。自分にもまだやりたいことがある。結婚は考えていない。このままでの付き合いはできない。B子さんの気持ちが重たい。別れたい」という気持ちを伝えてきました。

B子さんも「女性として子供を授かったこと。育てられない環境であること。親にも相談できないこと。結婚できると勝手に思っていたこと。好きになった人を独り占めして良いと思っていたこと。自分の好意を重たいと言われた悔しさ」を伝えました。

何度も話し合いましたが、結局二人は別れることになりました。B子さんは男性と女性の感情、結婚観の違いを知ることになります。

 

男性不信感

B子さんは現在、大手企業の企画室で勤務しています。結婚願望はあるので、パーティー、お見合い、社内行事での出会いもあり、積極的にお付き合いをしています。しかし、相手の男性が真剣に付き合ってほしいとか、結婚をほのめかすと、すかさず断ってしまうのです。

女性として自信が持てず、過去の古い傷が現在の状況と一致してしまい、前に進むことができないのです。お互いに支え合って人間的成長を一番望んでいるB子さんですが、今も失恋をする怖さを避けるために自ら先に断り続けてしまうのです。

男性にプロポーズされてもきっとこの男性は裏切るし、口だけで私を利用しているだけと言う猜疑心が強くなり、つながりを断ってしまいます。仕事も順調で親友とも余暇を楽しんでいるB子さんですが、結婚に対しては理想だけが先行し、現実的なお付き合いを避けています。

「私を理解してくれる男性ってこの世の中にいるのかな?」

それが、B子さんの口癖です。