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男と女の本質的な違いを知ろう

2010/10/01
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みらい総合心理研究所 所長 岸井たみえ

 

熟年妻の離婚話

熟年離婚の相談に来所された妻は結婚30年の生活の中で夫から受けた不快な出来事を次々と語ります。

○自分が高熱で倒れているときに夫は「メシはないのか」と言って私を気遣ってくれなかった。

○子どもが急病で入院することになり準備していると、帰宅した夫は事情を聞くと「ところでオレのメシは?」

○私が近所の話をすると「だから何がいいたいんだ。結論から言え。お前の話は空想が多すぎる。事実だけを話せ」

といわれた。何も答えを求めているわけではなく、ただ愚痴を聞いてほしいのに。以後夫と話すことはなくなった。

○自分の両親には気遣うのに私の両親には冷たい。

○夫の体調が悪くなったとき「病院に同行して自分の症状を先生に伝えてほしい」と懇願された。日ごろは大きいことを言っているのにこんなときだけ私に頼る。まったく都合がよすぎる。

○家計簿をPCでつけ始め、領収証をすべてチェックし「無駄が多い」と小言を言う。私を信用していない。

 

「今お話しされたことをご主人に話されましたか」と聞くと「夫は『そんな昔のことなんか覚えてないよ。こんなことで離婚するなんて理解できない。何一つ不自由な生活はさせていないはずだ。何が不満なんだ』と言います。夫は私の気持ちなんかわかってくれないんです」

 

恋人たちの別れ話

喫茶店で若い女性がお付き合いをしている男性に別れ話をしています。

「もうあなたは信用できないわ。今日で別れたいの」

「え、何があったの?僕たちうまくいっていたじゃない」

「何にもわかっていないのね。私がどれだけ嫌な想いをしていたと思うの」

「分からないよ、教えて」

「じゃあ言うけど、私の友人と一緒にいるときは携帯でゲームをしないって何度も約束したじゃない」

「あー、ごめん。だってとても楽しそうに話しているのに僕がジャマしちゃ悪いし、それに話についていけないからついゲームを……」

「もういいわ。私のこと理解してくれなければ二人でいても意味がないし、別れたい」

「え!!あんなにプレゼントもしたのに……」

「返すわよ。プレゼントだけで私が喜ぶとでも思っていたの?本当にあなたは女心がわからないのネ」

彼女はさっと席を立ち、店から出て行ってしまいました。残された男性は困惑した様子で呆然としながらも、去った彼女に必死で電話をしていました。

 

理解しあえない男と女

女性は自分が不快な想いをしていることを男性は当然分かってくれていると考えます。

「どうしてわかってくれないの!」と男性に言ってしまうのは女性の価値観や想いが男性と同じだと考えやすいからです。

同様に男性は「どうしてこんなことが分からないのか!」「理論的に考えれば分かるはず」と女性に言ってしまうのです。

男女間のトラブルをなくすには複雑な女性心理をまず男性が知ることです。

女性が男性心理を比較的知っているのに対して、男性は女性心理の情報が極端に少ないようです。そのためトラブルになりやすいのです。

相手が何故怒っているのか、泣いているのかを知れば男性は冷静になり、解決策を考えられ、無用な苛立ちはなくなるでしょう。

 

シンデレラ城の前で彼女を射止めた彼のスキル

お寿司の大好きな彼女はデートのたびにお寿司の食べ歩きをし、旅行はエステつきのホテルで過ごし、誕生日にはネックレスと洋服のプレゼント、大好きなディズニーランドでグッズを買い、シンデレラ城の前で「僕のシンデレラになって!」と言われ婚約をしました。女性心理はおいしい、楽しい、気持ちがいい、うれしい、という快感を記憶をします。

彼は女性心理をよく知っています。女性に快感を与えることによって彼女の気持ちをとらえ、シンデレラ城の前でプロポーズ。彼女は即座にOKしました。

その後の現実的な結婚生活で彼はさらなる深い女性心理にぶつかることになると思いますがそれはさておいて、「オメデトウ」です。女性心理をたくみに使った事例です。

 

喜怒哀楽を優先して記憶する女性

喫茶店での別れ話の原因は「自分の大切な女友達をなおざりにしたこと」でしたが、男性は女性同士の会話にはついていけません(個人差はあります)。

女性は話の中心が喜怒哀楽の感情なのです。

例えば、ディズニーランドに彼と行ったときの話しを女友達に話すときには「スペースマウンテンに乗ったとき、彼がしがみついてきて意外だった。きっと彼はマザコンかも。もしマザコンだったらどうしよう」どんどん感情がエスカレートして女性たちは感情を共感し話しが盛り上がります。

このような会話に男性はついていけません。男性にとってまるで宇宙人です。

また、一緒に同行した男性に「どのような順路で行ったの」と質問すると男性は即答します。現実的な話だからです。 

一方、女性は、楽しかった、面白かった、変な人がいた、怖かった、むかついた、という感情の記憶は豊富ですが、順路を問われると「そんなことどうでもいいじゃない、それよりね……」ということになります。

なお女性は快感を求めるより不快を避けることを優先します。ですから不快なことに非常に敏感で(もちろん男性も不快なことを避けますが)、執念深いのです。

記憶が正確で情景と共に彼や夫から言われたことをいつまでも覚えています。

 

感情よりも事実を優先する男性の記憶

男性は、感情よりも事実を優先し、「何をしたのか」「結果はどうだったか」「プロセスは合っていたのか」ということを考えます。その事実に少しの感情をくっつけて記憶します。なぜ事実優先になるのでしょうか。

脳の違いという視点ではなく、心理的側面で考えると、女性よりも男性は社会につながっていることで安定を求めることを優先します。社会は現実であり事実をもとに考えなければなりません。自分を守るためにも社会であやふやな感情論を土台に考えていると取り残されます。

「会社と私、どっちが大事なの」と女性に言われると気持ちは会社なのですが、それを女性に言ってしまうと相手が感情的になってめんどうなので曖昧にするか「決まっているじゃない。君だよ」と言ってしまいます。言ってしまうと後で厄介なことになりますから曖昧にすることをおすすめします。

何もかも捨てて彼のもとに走れる女性と社会を捨てて恋に走れない男性がいます。妻や子、恋人をないがしろにしているわけではないのですが、感情優位に考えることが苦手です。

社会につながることの安定感というメリットがあること、そして現実的にものごとを考えるほうが楽であるために会社は捨てられないのです。

社会の動きを知り、対策をたて難しい局面をのりきっていくには現実感がなければいけません。当然責任も発生します。

男女の記憶の差をみつめていくと、熟年離婚で夫への不満を口にする妻の気持ちと夫の反応に読者の方は納得できると思います。

 

男性に絶対いってはいけない言葉

男性も感情的に傷つくことがあります。

これは女性の傷つき方と違い、相当なショックを受けます。男性は社会とつながることで優位=安定感を持つことができますから女性から「あなたって会社で役に立たないダメ男ね」と言われてしまったら立ち上がれません。しかも愛している女性から言われるとノックダウンです。その後の自信を回復するまで相当の時間を要してしまいます。

とにかく男性は女性から受け入れてもらいたい、褒められたいのです。女性の拒絶や否定の言葉で男は精神的に死ぬのです。

男女の本質的な違いを知ることでお互いを補いあえば楽しい恋愛や結婚生活が送れるのです。