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男と女のトラブルは何故起こるか? ~男性脳と女性脳の違いからの考察~(その2)

2008/07/01
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みらい総合心理研究所 所長 岸井たみえ

 

前号(6月号)に掲載したB子さんは、特別なデートの日に、約束の時間に30分遅れてきた彼が一言もあやまらないことから、きまずい関係になってしまいました。

あの時、B子さんは彼にこういってほしかったそうです。

「こんな大切な日に、君を待たせてごめんね。心配させちゃったね」と。

ここでそのような言葉を「言える」か「言えないか」で幸、不幸の分かれ道になるのです。

 

そんな言葉は照れくさくて言えないと思うのは男性脳の仕業です。

「そんなこと言えない」という男性は女性脳の仕組みをよく知っていただきたいと思います。

 そうすれば「彼女が心配してくれるなんて、自分はなんて幸せな男だろう」と思えるはずです。

 

男女の脳の違いを理解しよう

よく男は論理的、女は感情的といわれますが、それは、男性脳と女性脳の違いがあるためです。

近年の研究によると、女性は論理的思考の左脳が優位にあり、男性は、直感的な右脳が優位であるということが分かってきました。

 女性は左脳が優位のため、言語認識が優れています。又脳りょう(左右の脳をつなぐ神経線維の束のこと)が男性より太いため、左脳と右脳の情報交換ができ、様々な情報処理能力が高いのです。

例えば、女性は複数の家事をいっぺんにこなすことができますが、男性にとって洗濯しながら食器を洗い、食事の用意をするなんて至難のワザで苦手です。

男性は空間知覚、イメージ記憶、ひらめきといわれる直感的で視覚による情報解析能力に優れた「アナログ的」な右脳が優位なのです。

地図を読んだり何かを設計したりするといった、物事を三次元的にとらえる空間認識能力にも長けています。ひとつのことに集中したら、そのことに突き進むのも男性脳の特徴です。

女性脳は目の前の世界を2次元的にとらえ、今、対処していることに対して複数の思考ができるため家事能力も高いと言えるのでしょう。

女性のことを「複雑でよく分からない」という男性が多いのは、男性が男性脳(右脳)で処理する傾向が強いからでしょう。

男性が仕事に集中している時に彼女から電話があるとします。

用件がすんでも彼女は電話を切ろうとはしません。

「昨日は楽しかったね。それでね……」

と話が長くなるにつれて男性はイライラしはじめ、ついには「今忙しいから」と電話を冷たく切ってしまいます。これも男性脳の仕組みです。

彼は電話があったことも忘れ、仕事が終われば気持ちを切り替えることができます。単純で、明快を好む男性脳だからこそ結果や結論を優先し判断力を高めていきます。

男性が女性に魅かれ、女性が男性に魅かれるのも脳の違いがあるからでしょう。そんな男女がよりよい関係を築くためには脳差(男女の脳の違い)を知識として理解することが大切だと思います。

動物は♀と♂の世界。人間も男性と女性がよきパートナーであれば種の保存につながります。日本の少子化をストップできるのは「脳差を知る」こと。なんて考えてしまうのも女性脳の突飛な「ひらめき」からくる暴論でしょうか。

 

人間関係がうまくいかない場合

私たちは、男女関係だけではなく、親子、仲間同士、先輩・後輩、上司・部下など様々な人間関係の中で生活しています。そうした人の中には、どうしてもうまがあわない人がいるものです。

うまくいっていないなと感じた場合には、男女の脳の違いと同様に、相手と自分の思考パターンの違いを客観的に考察してみて下さい。思考パターンが違う場合は、相手を拒否したり否定するのではなく時間を置いたり、少し距離をとったり微調整することをお勧めします。

「今、この場面では、あの人とは合わないけれど、又、時がくれば……」と考えてみてはいかがでしょうか。

 

 脳みその仕組み